サイバーディフェンス社からの情報によると、Todd MillerのSudoの1.6.8p9より前のバージョンに、ローカルで攻撃可能な競合条件の脆弱性が見つかった。これにより、権限が引き上げられ、任意のコマンドが実行される可能性がある。iDEFENSEでは、実環境で攻撃コードの存在を確認していないが、この脆弱性は容易に攻撃することができる。パッチはリリースされているが、暫定処置は公開されていない。rootユーザはSudo用のファイルを作成しており、ユーザが上位権限で実行可能なコマンドがこのファイルの中にルールとして指定されている。ファイル内において、ユーザ別のSudoエントリの後にALLというコマンドが使用されていると問題が発生する。このファイルから渡されるsafe_cmnd変数が、ユーザがコマンドラインで指定したパスによって上書きされる。これにより、Sudoによって許可されたコマンドだけではなく、rootユーザの権限で任意のコマンドが実行される可能性がある。※この情報は株式会社サイバーディフェンス ( http://www.cyberd.co.jp/ )より提供いただいております。 サイバーディフェンス社の CyberNoticeBasic サービスの詳細については 下記のアドレスまでお問い合せください。 問い合わせ先: scan@ns-research.jp 情報の内容は以下の時点におけるものです 【19:25 GMT、6、29、2005】