凸版印刷株式会社は6月27日、偽造や不正コピーを未然に防止できる「ハイセキュリティ証明書用紙」を開発、7月1日から本格的に販売を開始すると発表した。本製品には、見る角度によって模様や色が変化するホログラムが施されている。ホログラムの製造には、特殊な材料、技術、設備を必要とし、またその独特の輝度感や質感は、印刷機やコピー機、スキャナーでは表現できないため、偽造や不正コピーが極めて困難。さらに、凸版印刷が長年培った株券や商品券など有価証券製造の複数の偽造防止技術と組み合わせることで、より高い安全性を確保することが可能。同社では、本製品をまずは自治体、官公庁が発行する印鑑登録証明書や住民票などの各種証明書用紙を対象に販売を進め、今後は企業が発行する委任状をはじめ、偽造防止の必要性が高い証明書への拡販を積極的に進めていく計画だ。 http://www.toppan.co.jp/aboutus/release/article0267.html