株式会社シマンテックは6月7日、栃木県庁が同社のコンサルティングサービスを利用して、庁内全システムにおけるセキュリティ対策のための実施手順書作成を進めていることを発表した。この実施手順書は、栃木県が目標とする行政手続のオンライン化実現の一環として、推進している基本方針と対策基準に基づいたセキュリティ施策を具体化するために策定されるもの。同社のコンサルタントは、各システム担当職員による情報資産の調査をもとにリスク分析を行ない、実施手順書を作成するための具体的な実施内容を示すマニュアルを作成した。また、総務省のセキュリティ監査基準と栃木県の対策基準を照合し、対策基準に必要とされる400項目を抽出、さらに庁内の各システムの特性を考慮した優先順位をつけ、優先して取り組むべき項目を明確にした。栃木県は今後も継続的に作業を続け、住民が安心できるセキュリティ対策の確立を目指す計画だ。 http://www.symantec.com/region/jp/news/year05/050607b.html