AT&Tグローバル・サービス株式会社は6月2日、三洋化成工業株式会社において、セキュアなリモートアクセス・システムを構築、導入したと発表した。今回AT&Tが構築したシステムは、USBキー、SSL-VPNを用いた認証システムで、海外拠点や国内外で活動している同社社員を対象にインターネット経由での高速かつセキュアなアクセス環境を実現するもの。新システムの導入により、同社では社員が会社の日報システム、製品データベース、経費清算、各種決済処理システムなどに、高速かつ安全にアクセスできる環境が実現した。セキュリティの強化に加えアクセスの高速化、通信コストの大幅な削減などが実現されたほか、端末設定やID、パスワード管理が不要となり、利用者側の負担も大幅に軽減されている。さらに、カスタマイズにより証明書の発行からユーザ登録管理、USBキーへの格納に至るまでの処理を効率良く行えるようにしたため、USBキーの紛失・盗難時の証明書の失効や、利用者の増減などに対しても柔軟に対応でき、管理者側の運用負荷も軽減された。 http://www.jp.att.com/press/pr_060205.htm