株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト)と独立行政法人 産業技術総合研究所は、昨年4月から行った「グリッド技術を活用した情報セキュリティ強化の共同研究」の成果として、「個人情報保護・管理システム」を開発した。新技術は、個人情報を、個人が特定できないように文字単位で細かく切り離し、次に切り離した文字をかき混ぜ、更にグリッド技術を用いて複数のデータセンターに分散保管することで、個人情報の持ち出し等による漏洩を防ぐもの。また、情報はグリッド技術により別々の場所に二重化して分散保管できるようにしているため、広域に分散保管すれば災害等による情報喪失リスクも回避できるのが特長。NTTネオメイトは、同技術を搭載したセキュアなIPコールセンターサービスをジェイ・ビー・エムコンサルタントへ提供。6月より運用を開始する。また、今後は「人材派遣管理システム」や「医療情報保護・管理サービス」、「データセンターのバックアップ・ホスティングサービス」等、個人情報を扱う様々な情報システムへの展開に取り組んでいくとしている。グリッド技術を用いた個人情報保護・管理システムを開発 http://www.ntt-neo.com/news/2005/050425-1.html グリッド技術を用いたセキュアIPコールセンターの導入について http://www.ntt-neo.com/news/2005/050425-2.html