日本電気株式会社(NEC)は、企業内各個人のPCの内部データやアプリケーションをサーバに統合・集約し、ネットワーク経由で、各人がクライアント端末を用いてそれらを効率的かつセキュアに利用できる「クライアント統合ソリューション」を発表した。本ソリューションは、HDDを搭載しないクライアント端末であるシンクライアント端末と、広く導入されているクライアント端末であるビジネスPCの両方を対象に、アセスメントからシステム構築、運用までを総合的にサービス提供するもの。導入環境などに応じて、業界初のPC環境の仮想化技術によってCPU等サーバのリソースを利用者に柔軟に振り分けることで、快適な作業環境と一層のTCO削減を実現する「仮想PC方式」、サーバに格納しているOSとアプリケーションをクライアント端末側にダウンロードし端末にはデータを残さない「ネットブート方式」、サーバ側で処理した結果をクライアント端末の画面に転送することで端末からのデータ流出を防ぐ「画面転送方式」の3タイプが提供可能。6月末より順次出荷開始。価格は100クライアント端末規模のシステムで2,000万円〜。 http://www.nec.co.jp/press/ja/0504/2502.html