トレンドマイクロは、4月23日午前7時半頃に公開された同社ウイルス対策製品の「ウイルスパターンファイル 2.594.00」に問題があり、このパターンファイルによりアップデートを行うと、CPUの使用率が100%になりPCの動作が極端に遅くなるトラブルが発生したと発表した。朝日新聞社や共同通信社、JR東日本などが同社のソフトを導入しており、業務に支障をきたした。同社では、4月23日に異例ともいえる説明会を開催し、今回の件について説明を行った。同社によると、パターンファイルを公開する際に行う製品とOSとの組み合わせに関するテスト工程に関して不十分な面があったとしており、問題個所を修正したパターンファイル2.596.00を同社サイト上に公開し、24時間体制のサポート窓口の設置、FAXボックスの設置、e-mailによる連絡などを通じて対応している。トレンドマイクロ:トレンドマイクロ製品をご使用のお客様へウイルスパターンファイルに関する問題のご報告とお詫び http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2005/news050424.htm