日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、情報漏洩対策、情報管理機能を強化した簡易ネットワーク端末「HP t5710 Thin Client(シンクライアント)」を発売した。本製品は、本体にHDDやCD-RW等データを保存できるデバイスを持たないネットワーク端末。Citrix社のMetaFrameやMicrosoft社のWindows Terminal Serverなどと組み合わせ、アプリケーションはサーバ上で動作させ、端末にはその結果だけを表示させる「サーバベースドコンピューティング」環境で利用することで、端末からの情報の流出を防ぐことができ、また同時に、優れた管理性も実現する。OSのMicrosoft WindowsXP Embedded SP2は、管理者だけが書き換え可能なFlash ROMに格納されているため、問題が発生した場合には再起動するだけで簡単に復元可能。価格は6万900円。 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-076.html