東京地裁は3月25日、不正アクセス禁止法違反に問われた元京都大知的財産企画室研究員の河合一穂被告(41歳)に対し、懲役8ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。河合被告は2003年11月、ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)のサイトに不正アクセスを行い、およそ1,200人分の個人情報を入手し、ネット関連のイベントでこの手法をプログラムの脆弱性を指摘するために公開、実演していた。裁判長は「犯行によって個人情報が漏洩し、模倣犯も出現するなど高度情報通信社会の発展を阻害した」としている。ACCS http://www2.accsjp.or.jp/