株式会社日立製作所は、コンピュータウイルスなどの有害なプログラムから、PCに格納された重要なファイルを保護するソフトウェアを開発したと発表した。同ソフトは、定義ファイルにより重要なファイルの読み書きに利用するプログラムを限定し、不審なプログラムには一切読み書きをさせないようにできるアクセス制御ソフト。このソフトを導入することで、未知のウイルスが侵入した場合でも、重要ファイルの不正な書き換えや漏洩を未然に防ぐことができる。定義ファイルは、PCのファイルとプログラムの関連付け情報を利用して自動的に作成するため、簡単な操作でPCへのインストールと設定が可能。また、プログラムの不正な差し替えを自動で検知する機能を搭載しており、同じプログラム名称を使うような「なりすまし」も防止できる。同社は、今後、各種情報システムのクライアントPCへの搭載に向けた製品化を進める予定。 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/03/0318.html