社団法人日本情報システム・ユーザー協会は3月22日、「ユーザ企業IT動向調査」の結果を発表した。この調査は2004年10月から2005年2月にかけて企業のIT部門、社内IT利用部門を対象にアンケート調査を行ったもの。結果によると、ITについて関心が高いトピックスはセキュリティが最も高く、個人情報保護法も5位であった。また、セキュリティへの認識の高まりとともに、多くの企業がITリスクマネジメント担当部門を設置しているが、個々の対策はどこまでやるべきかの判断が難しく、不安を抱えている企業が多いという結果となった。情報セキュリティポリシーは34.6%が策定済みで、22.2%が策定中。プライバシーポリシーは14.9%が策定済み、28.4%が策定中という結果で、セキュリティ対策に難航している企業の姿が浮き彫りになった。 http://www.juas.or.jp/project/survey/it05/press1.html