KDDI株式会社と日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社は、両社が共同開発した、au携帯電話を利用した個人情報漏洩防止機能装備の「渉外支援システム」を、金融機関で初めて東京都民銀行が採用したことを発表した。同システムは、au携帯電話に搭載されているBREWアプリケーション機能を使って開発したもので、営業担当者が毎朝KDDIのデータセンター内データベースに専用線を通じてアクセスし、その日訪問予定の顧客データを携帯電話にダウンロードして営業活動に利用するもの。その日の活動が終わるとデータが自動的に消去されるほか、万が一、紛失した場合でも、システム管理者から携帯電話に情報を直接送信できる「センタープッシュ」機能により、携帯電話内の顧客情報をリモート消去可能。さらに、GPSによる位置情報で紛失した携帯電話の位置が特定できる機能やデータ暗号化機能など、様々なセキュリティ機能を搭載しており、高セキュリティと携帯電話による利便性の両方を実現している。同システムは2005年度上半期中に稼動予定。なお、パッケージシステムとしての発売も予定されている。 http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0311/index.html