トレンドマイクロ株式会社は2月8日、2005年1月度の日本国内コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。今月のウイルス感染被害の総報告数は3,610件と先月の3,815件からわずかに減少しており、1位から5位までをWebで感染する不正プログラムが占めた。悪質なWebサイトにて配布される不正プログラムは、一度のアクセスで複数のプログラムに同時に侵入されてしまうタイプがほとんどとなっている。また、1月に「カーソルおよびアイコンのフォーマットの処理の脆弱性により、リモートでコードが実行される (891711) (MS05-002)」という、カーソル、アニメーションカーソルおよびアイコンのセキュリティホールが発見された。このセキュリティホールを攻撃するコードを含んだANIファイルが増加しており、同社ではこのANIファイルを「EXPL_IMG_ANI.GEN」という検出名で対応している。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2005/mvr050208.htm