独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は1月6日、2004年の年間および12月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を公開した。2004年のコンピュータウイルス届出件数は52,151件で、2003年の17,425件から約3倍もの増加となった。また、届出された検出数の累計は、4月から12月までの9ヶ月間で約2,930万個となった。特にW32/Netskyが猛威を振るい、3月以降の届出件数が10ヶ月連続でワースト1となったほか、W32/Netsky、W32/Bagle、W32/Mydoomと、それぞれ30種類以上の亜種が次々に出現し、ウイルス対策ソフトが対応する前に感染が拡大するケースが見受けられた。また、メールの添付ファイルではなく、リンクをクリックするだけで感染するW32/Bofraウイルスも増加したとまとめている。http://www.ipa.go.jp/security/txt/2005/01outline.html