トレンドマイクロ株式会社は12月7日、2004年11月度の日本国内コンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。発表によると、11月度のウイルス感染被害の総報告数は3,723件と先月の4,255件からさらに減少した。先月末にアラートが発令された「WORM_BAGLE.AT」などの感染により、およそ半年ぶりにワーム型が1位、2位を独占しているが、これらのワームの被害も、発生初期における小規模なものにとどまり、流行には至っていない。これは、世界的にも大量にウイルスメールを配信するマスメール型ワームに対し、ユーザの警戒が強まってきていると同社では推察している。また、Webサイトでインストールされるタイプのトロイの木馬は全体的に報告件数がやや減少傾向にあるが、このような悪質なWebサイト自体は今後も継続して発見されるとしている。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0411.htm