英クリアスウィフト社は11月11日、10月度のウイルスインデックスを発表した。ウイルスインデックスによると、10月に発生したウイルスでは「W32/Netsky-P」が35.8%と最も多く、「W32/Netsky-D」が11.4%、「W32/Zafi-B」が10.9%と続いている。また「Bofra」については、パッチが適用されていないMicrosoft Internet Explorerのバッファオーバーフローの脆弱性を利用してシステムに感染するとのこと。このワームは、1週間前の11月2日にFull Disclosureセキュリティリストに掲載されたばかりのPoC(脆弱性実証)コードを利用しており、ウイルス作成者がこれだけ迅速にワームを作成できること自体、注目に値するとしている。同社では、ThreatLabによるMyDoomの亜種「Bofra」の分析結果を受け、ウイルス対策にマルチレイヤ型の防御策を講じるよう企業に呼びかけている。