サイバーディフェンス社からの情報によると、トレンドマイクロ社のScanMail for Dominoのバージョン2.6以前で、リモートから攻撃可能な脆弱性が見つかった。これにより、設定ファイルが参照され、アンチウイルス保護が無効になる可能性がある。ScanMailは、IBM社のLotus Dominoを実行している電子メールサーバ用のアンチウイルス製品である。当該脆弱性により、smency.nsf、smsmvlog.nsf、smhelp.nsf、smftypes.nsf、smadmr5.nsf、smquar.nsf、smtime.nsf、smconf.nsf及びsmmsg.nsfを含む設定ファイルに不正にアクセスされる可能性がある。当該脆弱性を攻撃することにより、アンチウイルスソフトウェアを無効にすることができる。これにより、ウイルスを含む電子メールがセキュリティ制限を回避する可能性がある。