トレンドマイクロ株式会社は11月4日、2004年10月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)を公開した。レポートによると、10月のウイルス感染被害の総報告数は4,255件で、前月の4,567件からわずかながら減少した。順位は先月とほとんど変わらず、1位にはトロイの木馬であるTROJ AGENT、2位にはWORM NETSKY、3位はJAVA BYTEVER.Aという結果となった。以降はTROJ ISTBAR.W、TROJ PORNDIAL.BPと続く。同社のウイルス解析担当者は、全体の傾向は変わらずWebでダウンロードされるトロイの木馬型が報告されており、先月から懸念していた「JPEG処理の脆弱性」(MS04-028)を悪用する不正プログラムも初期のコンセプトウイルスの類だけにとどまり、これを利用して大規模な感染につながるような動きはなかったとコメントしている。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0410.htm