トレンドマイクロ株式会社は10月4日、2004年9月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポート(日本国内)を公開した。レポートによると、9月のウイルス感染被害の総報告数は4,567件で、前月の5,157件からさらに減少した。1位にはトロイの木馬であるTROJ AGENTがランクインし、前月1位であったWORM NETSKYは2位となった。3位以降はTROJ ISTBAR.W、JAVA BYTEVER.A、TROJ PORNDIAL.BPと続き、感染を拡大するような新種ワームも登場しなかった。同社のウイルス解析担当者は、マイクロソフトが9月15日に公開した「JPEG処理の脆弱性」(MS04-028)を攻撃するJPEGファイルの作成ツールがすでにインターネット上で配布されており、このツールを悪用した新種ウイルスの登場も時間の問題とコメントしている。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr041004.htm