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2017.11.22(水)

Windowsクライアントで動作する国産脆弱性データベースを無償配布開始

製品・サービス・業界動向 業界動向

 Scan編集部はかねてより告知してきた、Scan Daily Express DATABASE(SDEX DB)の無償配布を9月より開始します。

 今回配布を開始するSDEX DBには、弊社の発行する日刊のセキュリティ情報専門メールマガジン「Scan Daily Express」に掲載されたセキュリティホール情報が整理分類された状態で収録されています。各々の情報には1次情報および関連情報へのリンク、また一般的な脆弱性情報を取り扱っている団体での識別番号(CVE、CIAC、ISSなどの番号)も付加されており、他組織で公開されている情報との照合も可能になっています。

 これらの情報は管理者の日々の業務には非常に重要でありながら、その収集にはコストと時間がかかり、また外部サービスを利用しようとすると高価であり、SOHO事業者はもちろん、中小企業でもなかなか購入しがたいサービスでした。このような背景から、今回無償でこれらの情報を配布することによる、社会的な意義は大きいものと思われます。無償でこれらの情報を提供することにより、多くの管理者の膨大な負担を軽減するとともに、昨今頻発するセキュリティ関連の事故を減少させることにも貢献することとなります。

 今回配布されるDBに、どのような情報が収録されているかサンプルを例にして簡単に見てみたいと思います。


==============<サンプル>===============

名前:PHP
大分類:UNIX
中分類:SunOS/Solaris
初掲載日:2003.5.8(※1)
CVE番号:2001-1246(※2)
CIAC番号:N-091
ISS番号:6787

内容:
 CUPSは実装上の原因により、複数のセキュリティホールが存在する。攻撃者にこれらのセキュリティホールを悪用された場合、リモートおよびローカルから任意のコードを実行、DoS 攻撃、任意のファイルの上書きなどといった攻撃を受ける可能性がある。

関連情報:
Sun(sm) Alert Notification
46724 The PHP on Sun/Cobalt Platforms Have Exploitable
Vulnerabilities
http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsalert%2F46724&zone_32=category%3Asecurity
CVE (Common Vulnerabilities and Exposures)
CAN-2001-1246
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2001-1246

ISS X-Force Database
php-safemode-elevate-privileges (6787) PHP SafeMode allows user to gain elevated privileges
http://www.iss.net/security_center/static/6787.php

CIAC (Computer Incident Advisory Capability)
N-091: Sun Cobalt PHP SafeMode Vulnerability
http://www.ciac.org/ciac/bulletins/n-091.shtml

※1:Scan Daily Expressに最初に掲載された日付です。
※2:第三者機関によって付けられている識別番号です。CVE、CIAC、ISS、   CERT、CERT:CCの5つがありますが、全てが必ずあるわけではありません。

===================================

 収録されている情報は、上記サンプルのような構成になっています。「大分類」ではUNIX関連かMicrosoft関連かまたはそれ以外か、「中分類」ではプラットフォーム、「名前」ではアプリケーション名/製品名が表示されます。

 また、名前、大分類、中分類、初掲載日、第三者機関の識別番号(CVE、CIAC、ISSなど)をキーにして情報を検索することが可能になっています。あわせて、ソート機能もついているため、管理者が必要な情報だけを取り出すことが可能です。

 情報のアップデートは月に1回となっており、ユーザが手動で新しい情報をダウンロードする形になります。(アップデートは月の初旬になる予定です)なお、今回配布するDBはランタイムアプリケーションという形を取っています。

 さいごにSDEX DBの入手方法ですが、弊社発行のScan Security WireおよびScan Daily Expressの購読者全てにダウンロード用の認証情報(ID・パスワード)および起動用のパスワードが発行されます。これらの情報は9月7日発行のScan Security WireおよびScan Daily Expressに掲載される予定になっています。なお、これらの認証情報はアップデートされるごとに変更され、Scan Security Wire、Scan Daily Expressの紙面に掲載されます。


Scan Security Wire
http://ns-research.jp/c2/shop/e-zine/ssw.shtml
Scan Daily Express
http://ns-research.jp/c2/shop/e-zine/sdex.shtml

《ScanNetSecurity》

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