トレンドマイクロ株式会社は6月2日、2004年5月度のウイルス感染被害レポートを発表した。レポートによると、もっとも感染被害が多かったのはNETSKYで693件だったが、前月の1,222件から半減している。それでも2位のAGOBOTが419件と前月より増加し、5位までの件数が200件以上になるなど総数では前月よりわずかに増加した。急激に被害を拡大したSASSERの被害件数は256件で4位となっており、これは侵入可能なWindows XPがクライアントOSのため、会社などではゴールデンウィーク中で稼動していないパソコンが多く、結果的に日本は感染対象が非常に限定された状況であったことが感染被害の縮小に大きく起因したと同社では分析している。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0405.htm