総務省は4月14日、ソフトバンクBB株式会社で起きた個人情報漏洩問題について、同社に対し情報管理の徹底を要請した。この問題は、ソフトバンクBBに対する恐喝未遂事件に端を発したもので、流出した情報は同社が提供するブロードバンド総合サービス「Yahoo! BB」のユーザ情報(申込住所、氏名、電話番号、申込日、メールアドレスの5点)。被害件数は242件。総務省では、同社に対して事案の概要・経緯、従来の個人情報管理体制、再発防止策、利用者対応策などを報告するよう求めていたところ、4月12日付けで報告が届いた。この報告によると、同社において個人情報データベースのアクセス管理およびデータの持ち出し手段について措置が不十分であったことが確認された。このことから、総務省では同社に対し、「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」の適正管理規定に違反するものとして、厳重注意を行った。 また、あわせて電気通信事業者3団体に対しても、同ガイドラインを踏まえ、個人情報の適正管理に加え、内部からのデータ持ち出し防止策を一層強化するよう呼びかけている。http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040414_2.html