トレンドマイクロ株式会社は4月2日、日本国内における2004年3月度のウイルス被害マンスリーレポートを発表した。3月の1位は「WORM_NETSKY」で被害報告件数1652件(亜種を含めた数)、2位は「JAVA_BYTEVER.A」で149件、3位は「WORM_AGOBOT」で113件。全体の被害報告数は5890件と先月の3665件から大幅に増加した。これは1位となった「WORM_NETSKY」の流行によるもの。3月に入って、BAGLE、MYDOOM、NETSKYのウイルス作者が亜種を作成する競争に発展し、NETSKYは3月だけで10種以上の亜種が登場した。NETSKYは一般的なマスメール型ワームだが、このように同じような系統の亜種が連続して発生するとユーザは混乱し、流行につながりやすくなるという。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0403.htm