株式会社シマンテックは3月9日、2004年2月度の月間「ウイルス被害ランキング」および「脆弱性ランキング」を発表した。国内における2月の1位は「W32.Mydoom.A@mm」で被害報告件数300件、2位は「W32.Bugbear.B@mm」で182件、3位は「VBS.Redlof.A」で139件。全世界では、1位は日本と同様「W32.Mydoom.A@mm」で12439件、2位は「W32.HLLW.Gabot.Gen」で7646件、3位は新種のワーム「W32.Netsky.B@mm」で7273件であった。2月は、Netsky、Beagle、Mydoom、Welchiaといった危険度の高いワームによる報告件数が増加したとのこと。Welchia以外のワームは「大量メール送信型」と呼ばれる添付ファイルを開くことで感染する従来からよくあるタイプのワーム。しかし、メールの件名が"Hi"、"Warning"、"re:"などの普段よく使われるものであったため、うっかり開いてしまう人が多く、被害が拡大した。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year04/040309.html