トレンドマイクロ株式会社は3月2日、国内における2月度のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。2月の1位は「WORM_MYDOOM」で被害報告件数545件、続く2位は「WORM_AGOBOT」で206件、3位は新種ウイルス「TROJ_WILDJP.A」で191件。全体の件数は、危険度高のレッドアラート1回と危険度中のイエローアラートが3回発令されたにもかかわらず、3,665件と先月の4,920件からさらに減少した。アラートが出たのは「WORM_NETSKY.C」、「WORM_NETSKY.B」、「WORM_BAGLE.B」、「WORM_BAGLE.C」でいずれもマスメール型ワーム。今月も1位となった「WORM_MYDOOM」はマスメール型ワームで、これらのワームは欧州や米国など海外で感染が拡がったが、英語で表記されているためか日本での感染被害はそれほど多くはなかった。3位の新種ウイルス「TROJ_WILDJP.A」はトロイの木馬型不正プログラムで、日本向けのアダルトサイトからユーザがうっかりダウンロードしてしまう被害が報告されている。http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2004/mvr0402.htm