筑波大学の登 大遊氏は、IPA(情報処理振興事業協会)と協議の結果、同氏が開発した仮想Etherネットワーク構築・通信ソフトウェア「SoftEther」のダウンロード提供を再開した。同ソフトは、Ethernetをソフトウェア的にエミュレートすることにより、柔軟な仮想ネットワーク(VPN)を構築可能な画期的なソフトで、IPAが主催する平成15年度未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門に採択された開発プロジェクトである、「イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステムの開発」の開発途中成果として発表されたもの。ベータ版ソフトウェアのダウンロード提供を2003年12月17日より開始したが、使用法を誤ると重大な問題を生じることから、IPAより配布を一時停止するよう強い要請があり一時中断していた。再開にあたっては、新たに「SoftEtherをご利用いただく前に」というガイドラインページを設け、その内容に同意した場合だけダウンロードが可能となっている。利用できる最新版はVersion 0.40 Beta 2。http://www.softether.com/jp/news/031227.aspx