株式会社シマンテックは12月24日、2003年度のインターネット・セキュリティ動向をまとめた「ウイルス/ワームトップ10」および「脆弱性トップ10」を発表した。レポートによると、2003年に全世界で最も報告件数の多かったウイルスは「W32.Bugbear.B@mm」で117,396件、続く2位は「W32.Klez.H@mm」で82,763件、3位は「HTML.Redlof.A」で39,236件。上位10個の脅威のうち6つまでが大量メール発信型ワームであった。夏に猛威をふるった「W32.Blaster.Worm」は6位にランクインしている。「脆弱性トップ10」の1位は「Microsoft Windows DCOM RPCインターフェイスのバッファ・オーバーラン脆弱性」、2位は「Microsoft RPCSS DCOM Interface Long Filename Heap Corruptionの脆弱性」、3位は「Microsoft Windows ntdll.dllバッファ・オーバーフローの脆弱性」でマイクロソフト製品のセキュリティホールが上位3位を独占した。