株式会社シマンテックは12月9日、2003年11月度の「ウイルス被害ランキング」および「不正アクセスランキング」を発表した。国内における11月のウイルス被害1位は「W32.Bugbear」で被害件数222件、2位は「W32.Klez」で155件、3位は「Trojan Horse」で152件。11月はMimailの亜種が感染を広げ、日本国内ではあまり被害がなかったものの、海外では6位にランクインしている。このワームは自らSMTPメール送信機能を備え、メールソフトを介さずにPC内にあるメールアドレスを収集し感染メールを送付する。亜種によってはクレジットカード情報入力用ページなどを表示してそこに入力された情報をワーム自身に登録されているメールアドレスに送信する機能を持っているため、シマンテックでは危険度3で警戒を呼びかけている。また、9月に発見されたSwenによる被害も相変わらず報告されており、国内では6位に、全世界では9位にあがっている。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/031209.html