米Cisco Systems社は、企業ネットワークにおいて増加を続けるウイルスやワームの脅威および影響への対処を目的とした戦略プログラム「Cisco ネットワーク アドミッション コントロール(Cisco Network Admission Control)」を発表した。同プログラムは、あらかじめ登録した、信用できるエンドポイント機器(PC、サーバ、携帯情報端末など)だけにネットワークアクセスを許可し、未登録の機器からのアクセスを制限することで、企業LANへのワームやウイルスの侵入を排除するもの。エンドポイントからアクセスが試みられたときに、ウイルス対応状況やOSのパッチレベルといった、その機器固有の情報に基づいてルータが機能的にアクセス権をコントロール可能なため、外部からの接続に対し一貫したポリシーを適用できる。利用には、クライアントソフト「Cisco Trust Agent」を各機器にインストールする必要があるが、同社では、この技術をNetwork Associates社やSymantec社、Trend Micro社各社にライセンス供与して協力を仰いでいる。利用開始時期は2004年の中旬の予定。http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/2003/065.shtml