株式会社シーフォーテクノロジーは、東京大学との共同研究の成果である「秘密分散法の応用」を利用した認証スキーム「TAS(Threshold Authentication Scheme:タス)」を製品化し、12月より発売を開始する。秘密分散法とは、或る情報を意味の無い複数の情報に分散化することにより、元情報の安全性を確保する技法のこと。今回のTASは、1985年に東京大学の山本教授が発表した「(k,L,n)閾値分散法」を利用したもので、分散化した各情報のサイズを小さくできるという特性があるため採用された。主な利用方法としては、暗号鍵やパスワードなどの送信時はもちろん、分散化した情報を主催者側と来場者側でそれぞれ所有できるため、電子チケットなどへの応用が考えられている。http://c4t.jp/corporate/news/press/2003/press_20031125.html