株式会社日立製作所は、グローリー工業の画像照合による顔認証技術を利用して、公共分野向けのバイオメトリクス(生体認証)を用いた各種認証システムを提供すると発表した。国際標準規格に準拠した同社のアプリケーションやSI技術と、グローリー工業の瞬時に個人を識別し特定できる「多重変動分析法による局所特徴比較方式」を用いた顔認証技術を組み合わせ、バイオメトリクスを用いた電子パスポートや船員手帳といった各種証明書システム、空港や発電所などの入室管理システムなど新しい認証システムを提供していく。グローリー工業の顔認証技術は、通貨処理技術のノウハウを活かしたもので、従来方式とは異なるアルゴリズムで、最大10万人の顔画像データから表情変化や2〜3年の加齢による変化にも、瞬時に個人を識別し特定できる高精度なもの。http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/031106a.html