有限会社電机本舗は、コンピュータウイルス・不正アクセスをCPUレベルで遮断する新しいアーキテクチャについてのレポートを発表した。発表によれば、同社は数多くのセキュリティホールを解析した結果、その多くがバッファオーバーランを利用していることに注目し、これを防ぐにはCPUデザインの改良が一番合理的であるという結論に達した。具体的には、従来CPUが備えているスタックレジスタと呼ぶ機構を改良し、これをアドレス(中枢情報専用)処理スタックとデータ処理専用のスタックに機能分離すれば、バッファオーバーラン現象によるセキュリティホールは完全に遮断できるとのこと。同社はこの機構についての特許を出願中であり、今後、CPU製造メーカーにも採用を働きかけていくとしている。http://www.dnki.co.jp/linuxbox/SafetyLinux/b3safe.html#1