株式会社シマンテックは6月5日、2003年5月度における月間「ウイルス被害ランキング」および「不正アクセスランキング」を発表した。同レポートによる5月のウイルス被害1位は、前月と変わらず「W32.Klez」で被害件数296件。続く2位は「HTML.Redlof.A」で168件、3位は「W32.HLLW.Fizzer@mm」で120件であった。5月は、「W32.HLLW.Fizzer@mm」や「W32.Sobig.B@mm」「W32.Sobig.C@mm」による被害は日本国内でも広がっている。Klez同様、こういった差出人を詐称するタイプのウイルスは、エラーメールが大量に届くといった被害をもたらす。「不正アクセスランキング」では、前月同様、CodeRedの攻撃を検出した「Microsoft Index Server/Indexing Services ISAPI Buffer Overflow Attack」が、349件と最も多く報告された。また、5位に新たにランクインした「Microsoft FrontPage Sensitive Page Attack」は、リモート・ユーザがMicrosoft のFrontPageサーバに対し、あるページを閲覧しようとしている時に発生するイベントで、201件の報告があった。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year03/030605.html