情報処理振興事業協会セキュリティセンター(IPA/ISEC)は4月3日、2003年3月の不正アクセス届出状況を発表した。3月の届出件数は29件。そのうちサーバが対象となったものが7件、侵入被害に遭ったものが3件(Webサーバ2件、FTPサーバ3件)であった。特に深刻な侵入被害事例として、Webサーバの管理者(root)権限が奪われ、ファイル改ざんや不正なプログラムを埋め込まれ、他のサイトへの攻撃の起点として利用されるといったものがあったとのこと。同協会では、セキュリティ対策の継続した実施を管理者へ要請している。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20030403/0303.html