京セラコミュニケーションシステム株式会社は、先日行われた「net&com」にて、「包括的なセキュリティリスク管理の考え方」と題するセミナーを行った。同セミナーでの講演によると、NimdaやCodeRedまた最近ではSQL Slammerなどのワームが猛威をふるったが、いずれも既知のセキュリティホールを利用したものであるにも関わらず、対策の遅れによる感染の拡大であった。同社の販売する「nCircle IP360」は、ネットワーク上のエクスポージャをリアルタイムで診断し、その状況と最新のセキュリティ情報によって脅威に対するスコアリングを行う。また、それらの情報によって自社にとって真に必要なセキュリティ対策を割り出す意志決定支援システムである。実際にnCircle IP360は、SQL Slammerの時にも脆弱性のアナウンス時に情報を取得し、ネットワーク・エクスポージャの情報と併せて適切な判断材料を与えていた。このようにnCircle IP360では、事後の対処だけでなく、事前の予防を含む、包括的なセキュリティリスク管理が実現可能となっている。http://www.kccs.co.jp/ncircle_ip360/