2003年1月25日、駿台予備校は、同校の提供する合否シミュレーションサービス「インターネット選太君」に、一部の受験生の成績情報が第三者から閲覧可能な状態にあったことを公表した。これは、同校が高校に配布している「CD-ROM版選太君」の一部に不備があり、このソフトを利用することにより閲覧が可能であったというもの。同校は、発表にともない「CD-ROM版選太君」を使ったサービスを停止した。 このサービスは、同校とベネッセコーポレーションが共同で実施した大学入試センター試験自己採点集計「データネット」(2003年度:418,113人)に参加した受験生のデータを基に提供されている。 「選太君」と呼ばれるソフトをインストールし、所定のIDとパスワードを入力することで合否シミュレーションや成績の確認を行うことができた。 現在、すでにサービスは停止しているが、一定期間任意の成績情報を入手可能な状態が続いていた。 選太君(CD-ROM版)ダウンロード休止とセキュリティーについてのお詫びについて http://www.sundai.ac.jp/yobi/dn2003/owabi.htm Scan Incident Report http://www.vagabond.co.jp/c2/【お詫びと訂正】本記事につきまして、駿台予備学校様より下記の訂正依頼をいただきました。ご指摘の通りサービスではなく、CD-ROMにきわめて高い権限をもつIDとパスワードを設定し、配布したことが事件の原因でした。謹んで訂正し、お詫び申し上げます。駿台予備校様よりのご指摘 ───────────────────────「合否シミュレーションサービス「インターネット選太君」」にエラーがあったのではありません。高校に配布しております「CD-ROM版選太君」に一部不備がありました。現在、CD-ROMを使ったサービスを停止いたしております。────────────────────────────────────