トレンドマイクロ株式会社は12月17日、2002年1月1日から12月15日までのデータをまとめた、日本国内における2002年度ウイルス感染被害年間レポートを発表した。レポートによる2002年度の1位は「WORM_KLEZ」で、被害件数は16,683件。続く2位の「WORM_BADTRANS.B」は7,231件、3位の「WORM_BUGBEAR.A」は1,790件であった。今年度はワーム型ウイルスが主流となり長期にわたり流行したことが特長。特に1位の「WORM_KLEZ」は、4月より連続8ヶ月ものあいだ月別件数が連続1位となり、活動内容がKLEZに似ている「WORM_BUGBEAR.A」も長期間流行の兆しを見せているとのこと。その結果、今年度の被害総件数は昨年(25,644件)のほぼ倍となる50,615件となった。トレンドマイクロでは今後の傾向として、セキュリティホールを悪用し、さらに件名や本文を工夫した人の心理をつくウイルスの増加が懸念されるとしている。http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/report/mvr2002_12.asp