三菱電機株式会社は12月4日、IP電話などで多用される短いデータ長(ショートパケット領域)でも論理限界性能を達成した、業界標準(IPSECv2)対応の暗号通信装置(VPN装置)を、世界で初めて開発したことを発表した。IPSECv2は、データ通信の安全性を保証する業界標準規格。同装置は、パケット処理を全てハードウェアで実行することにより、ショートパケットからロングパケットまでの全パケット領域でワイアレートを達成した、ギガビットイーサネット対応では世界最速のVPN装置とのこと。 同社は今後この技術を、外交、防衛等の通信システムをはじめとする数多くのシステムに適用できるVPN装置として、2004年度を目標に製品化するとしている。http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2002/1204.html