日本ネットワークアソシエイツ株式会社は11月5日、国内における2002年度10月度のコンピュータウイルス届出状況を発表した。同レポートによる今月の1位は前月同様「W32/Klez@MM」で151件と、クレズが相変わらず猛威を振るい、また感染範囲も広範囲にわたっているという。続く2位は「W32/Bugbear@MM」、3位は「W32/Badtrans@MM」、4位は「W32/Opaserv.worm」が挙がった。特にバグベアーが10月前半に大きな被害をもたらしたが、10月15日頃をピークに落ち着きをみせているとのこと。同ウイルスはクレズと同様、Internet Explorerの脆弱点を利用して感染し、また、メール以外にネットワーク共有による感染活動も行う。今後、亜種の発生も懸念されるため注意が必要としている。http://www.nai.com/japan/prelease/prelease.asp