株式会社シマンテックは9月5日、2002年8月度の月間ウイルス被害ランキングを発表した。同レポートによる、日本国内の1位は先月から引き続き「W32.Klez」で被害件数は1,228件。続く2位は「VBS.LoveLetter.A」、3位は「Trojan Horse」と、ともにトロイの木馬型ウイルスが挙がっている。今月の特徴として、9位の「W95.CIH」による被害が国内外問わず目立ったことが挙げられる。これは、Klezのプログラムに感染したCIHが、Klezによってネットワーク感染を広げたためだという。CIHは、チェルノブイリとも呼ばれる、非常に破壊力の高いウイルス。また、昨年の9月に米国で起きた同時多発テロのタイミングを狙って、ウイルス攻撃を仕掛ける可能性があるので、今後注意が必要としている。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year02/020905.html