ベンダー各社が発売しているHTTP Proxyソフトで、TCPアプリケーションを利用したDoS攻撃が可能になる問題が発見された。 HTTP ProxyはHTTP接続をデフォルトでサポートしている。そのため、セキュリティを重視した接続では、TSLやSSLが利用される。しかし、Proxyサービスがアプリケーション層のデータをチェックしないため、TSLやSSLを使用している環境においても、TCPパケットが通過する。これにより、HTTPコネクトをチェックするアンチウイルスソフトやフィルタリングソフトに、脆弱性が発生することになる。この問題を利用することで、攻撃者はProxyサービスへの再帰的な接続を行なうことにより、サービスの否認を引き起こすことが可能になってしまう。 なお、現在脆弱性が確認されているのは、Check Point、トレンドマイクロ、Ciscoの製品。CERTによる警告Multiple vendors' HTTP proxy default configurations allow arbitrary TCP connections via HTTP CONNECT methodhttp://www.kb.cert.org/vuls/id/150227