5月12日、JASDAQ上場の高千穂交易株式会社サイトで、アンケートなどで収集した利用者の個人情報がインターネット上で漏洩していることが判明した。漏洩した個人情報は、アンケート情報や資料請求者、セミナー応募情報などと推測される複数のファイルにわたっており、住所、氏名、企業名、部署、メールアドレス、電話番号などが含まれていた。 漏洩した個人情報は、のべ350件を超えている。 漏洩の原因は、アンケートや資料請求、セミナー募集用のCGIがデータを格納するディレクトリの内容が見えてしまうという初歩的なミスであったと予想される。 編集部では、12日の時点で同社にメールによる問題の指摘を行ったが、13日になり編集部宛に下記のような返事が送られるとともに、対処が行われる形となった。・高千穂交易よりのコメント 弊社ホームページにつきまして、特定のアドレスのファイルに対して、外部から直接アクセスでき、その際に特定のデータを入手できることが判明いたしました。早速、該当アドレスについて、閉鎖処置を行ないました。 今回の事態につきましては、ご迷惑、ご心配をお掛けいたしました方々に深くお詫びいたすとともに、今後この様なことが発生しないよう管理を検討してまいります。まずは、お知らせとお詫びを申し上げます。 なお、現在、原因調査と特定のファイルの内容について調査中であります。判明次第、お知らせいたします。 また、プロファイリングツールで同社のサーバの状態を確認した範囲では、同社のサーバ群は、既知の脆弱性が存在する可能性高い危険な状態であることがわかる。サーバ管理ひいては基本的なシステム管理、危機管理の見直しが必要と思われる。 同社は、セキュリティ製品の販売にも注力しており、今後の抜本的な改善に期待がかかる。高千穂交易のWebサイトhttp://www.takachiho-kk.co.jp/情報漏洩が発見された掲示板【データ流出】ASPの会社のデータもろみえhttp://pc.2ch.net/test/read.cgi/sec/1019490303/ プロファイリングツール PrisonMEMO https://www.netsecurity.ne.jp/article/3/4905.html(詳しくはScan および Scan Daily EXpress 本誌をご覧ください)http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtml http://shop.vagabond.co.jp/m-sdx01.shtml