株式会社シマンテックは5月7日、2002年4月度の月間ウイルス被害ランキングを発表した。今月のランキング1位は国内・海外ともに「W32.Klez」で、被害件数は国内が1,276件、海外が47,038件であった。W32.Klezは不正プログラムのウイルス。昨年10月にオリジナルとなる「W32.Klez.A@mm」が出現し、現在では10種類以上の亜種が存在している。国内での第2位は、前月まで1位が続いていた「W32.Badtrans.B@mm」で、被害件数は136件。続く第3位には「JS.Exception.Exploit」、第4位には「W32.Hybris.worm」が挙がっている。 シマンテックでは4月中に668種の新種ウイルスを発見し、対応している。また、現在までに通算60,954種のウイルス定義ファイルを提供している。http://www.symantec.co.jp/region/jp/news/year02/020507.html