情報処理振興事業協会(IPA)は4月24日、2002年第1四半期[1月〜3月]の不正アクセス届出データを集計し、発表した。届出件数は合計239件となり、前年同期の届出件数62件に対して約4倍近くまで急増。そのうち、不正なアクセス形跡を発見した「アクセス形跡(未遂)」の届出が150件あり、全体の約6割を占める割合となっている。これらの届出はファイアウォール等により防御したため、ログなどに形跡は残っているが実害のないケース。実被害があった届出は75件。被害原因のトップは、「古いバージョン、パッチ未導入など」で合計15件、次いで「設定の不備」によるものが12件であった。http://www.ipa.go.jp/security/crack_report/20020424/02q1.html