同行のWebサイトのトップページには、マクロメディアのFLASHが使われている。この問題は、3月14日に配布が始まったばかりのMacintosh版のFlash Player 6をインストールすると、Internet Explorer、Netscape Communicatorとも取引が出来なくなるという物。なお、Windows版に関しては同様の問題は出ていない。
同行が発表によると、現時点でこの問題を回避するには、FLASHをバージョン5にダウングレードする必要がある。しかし、すでにFLASH Player 5の配布は終了しているため、同行が独自にFLASH Player 5のダウンロードサービスを行っている。
この問題において不都合が生じるのは利用者自身である。Webサイトのデザインを優先するためにFLASHを使用しているのだろうが、サービスに不具合が出てしまったのでは、明らかにWebサイトとしてのデザインミスとしか言いようがない。 また、利用者の中には本当にFLASH Player 6を必要としている人もいるかもしれない。FLASH Playerのバージョンが上がることはすでに分かっていたことで、どのような問題が発生するかなど、十分なテストを行うべきだった。
過去、オンラインバンキングサービスでは、東京三菱銀行の「東京三菱ダイレクト」においても、Internet Explorerのバージョンが6になったとき、サービスが利用できないという問題があった。 その後、Internet Explorer 6でもサービスが利用できる様にはなったが、対応が完了するまでかなりの時間を要している。