セキュリティソフトを開発するGFIは、マイクロソフトのInternetExplorer5でスクリプトの実行を無効にしていても、マクロを利用することで設定に関係なくスクリプトが実行されてしまうという問題を発見した。 この問題は、これまでNimdaやBadTrans.bなどで利用されたHTML内に含まれるスクリプトに起因する問題ではなく、VBAを利用したマクロによるもの。Multipart HTMLやHTMLメール内にVBAを埋め込むことで、何の警告も無しに任意のコードを実行できてしまう。 この問題に関して、GFIではマイクロソフトに対し脆弱性を報告。その後、マイクロソフトでは、他の5つの脆弱性を含めた累積パッチを11日に公開している。今回の累積パッチでは、危険性の高い問題が修正されているので、早急にパッチを導入すべきである。GFIによるリリースSECURITY FLAW DISCOVERED IN INTERNET EXPLORER AND ACCESS:Allows macros to be executed automaticallyhttp://www.gfi.com/press/mesaoexploit.htm □ 関連情報 Microsoft Security Bulletin MS02-005 11 February 2002 Cumulative Patch for Internet Explorer (累積パッチに関する情報) http://www.microsoft.com/technet/treeview/default.asp?url=/technet/security/bulletin/ms02-005.asp MS02-005 : 2002年2月11日 Internet Explorer 用の累積的な修正プログ ラムに関する要約(詳細ページは現在準備中) http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/MS02-005ov.asp IPA、2002年2月11日 Internet Explorer用の累積的な修正プログラム (MS02-005) について掲載 http://www.ipa.go.jp/security/news/news.html(詳しくはScan Daily EXpressおよびScan 本誌をご覧下さい) http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm http://vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm