昨日、配信した「インターネット・エクスプローラーに、SSLを偽装できる脆弱性」について、新しい情報が発見された。 インターネット・エクスプローラーに、SSLを偽装できる脆弱性 (2001.12.25) https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3625.html この脆弱性は、2000年6月に、発見されており、IE 4 および IE 5 の若いバージョンがリリースされていた。 この時点で、マイクロソフト社は、IE 5.01 SP1 および IE 5.5 には、この脆弱性が存在しないことを言明している。 「SSL 証明確認」の脆弱性に対する対策 (MS00-039) http://www.microsoft.com/japan/technet/security/current.asp?url=/japan/technet/security/frame_prekb.asp?sec_cd=MS00-039 しかし、今回、発見された脆弱性では、IE 5.0/5.5/6.0 が対象となっておりなかったはずの脆弱性が再現したことになる。 また、6.0 は、脆弱性発見後にリリースされた製品にも関わらず脆弱性が再現している。 同じ脆弱性が、あたらしいバージョンにおいて再現することは、製品の利用に大きな不安をもたらすことにつながる。あたらしい製品を使用しても、なくなったはずの脆弱性に注意しなければならないのである。 奇しくも昨日配信した「噴出す IE の問題点 使いつづけるには高度な知識と技術と根気が必要!?(2001.12.25)」を裏付けるような問題が発覚してしまった。確かに、 IE を使いつづけるには、かなりの根気と注意深さが不可欠のようである。BUGTRAQ UPDATE: IE https certificate attackhttp://msgs.securepoint.com/cgi-bin/get/bugtraq0112/191.html関連記事噴出す IE の問題点 使いつづけるには高度な知識と技術と根気が必要!?(2001.12.25)https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3627.htmlネットやめますか? IE (インターネットエクスプローラ)やめますか?(2001.12.23)https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3621.html