TBSが平日の夜11時に放送しているニュース番組「筑紫哲哉 ニュース23」が、初するメールを送信するという事件が発生。Webサイト上にお詫び文が掲載されている。同番組は視聴者からの意見をメールで募集しているが、今回の事件は視聴者からウイルスに感染していたメールが届き、メール受信用のマシンがそれに感染したためとしている。なお、感染したメールは、いまだ被害を拡大し続けている「BadTrans.B」で、視聴者に対しては、速やかにメールを削除するように伝えている。 しかし、プレビューだけで動作する点などについては、お詫び文中で触れられておらず、ウイルスがどのような物かという情報についても詳しく知らされていない。それ以前に、不特定多数の人間とやりとりするPCに、アンチウイルスソフトが導入されていない点など、先日発生したJ-WAVE「GROOVE LINE」の事件同様、番組におけるセキュリティ意識が低い。すくなくとも、視聴者とメールでやりとりをしている番組は、今すぐアンチウイルスソフトを導入し、セキュリティホールを塞ぐパッチを適用すべきだろう。 ニュース23のサイト。トップページに「謝罪」掲載 http://www.tbs.co.jp/news23/ □ 関連情報 J-WAVE「GROOVE LINE」がウェブ上にて「お詫び」を掲載(2001.12.6) https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3461.html