12月3日のFMラジオ局J-WAVEが放送している「GROOVE LINE」という番組中で、リスナーに対しウイルスメールを送信してしまったという報告がされた。同番組ではリスナーとメールをやりとりをしており、メールを受信していたマシンの感染が原因と見られる。その後もリアルタイムでこの問題に対する報告を行っていたが、対策方法などを具体的に示さないままになっていた。 特にメールのプレビューは大丈夫であり、添付ファイルだけは開かないように伝えている点は、非常に危険である。先日より被害を拡大している「Aliz」や「BadTrance.B」などは、メールのプレビューを行っただけで感染するものだ。ウイルス名が明らかにされないまま、このような報告を行うとは、担当者の意識の低さを疑わざるを得ない。 また、不特定多数の人間とメールをやりとりするマシンに、アンチウイルスソフトが導入されていない、もしくは導入していてもアップデートが行われていないこと。さらに同社及び同番組のWebサイト上にも、今回の件に関してお詫び文などが掲載されていないなど、事前/事後対策の甘さが露呈している。J-WAVEのWebサイトhttp://www.j-wave.co.jp/GROOVE LINEの番組Webサイトhttp://www.j-wave.co.jp/original/grooveline2/(詳しくはScan Daily EXpress本誌をご覧下さい) http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm