セイコーインスツルメンツ株式会社は、日本ボルチモアテクノロジーズ株式会社とOEM契約を締結し、PKI関連ハードウェア製品を2001年11月12日よりOEM販売すると発表した。今回販売を行うのは、PKIの最重要部分である鍵の生成と、その鍵を安全に保護・管理するハードウェアセキュリティモジュール「s-Keyper」。電子証明書を発行する電子認証局は、証明書を発行する認証局サーバ、その発行を請求する登録局サーバ、証明書の有効性を検査する検証局サーバといったモジュールから構成されるが、「s-Keyper」はこれら各サーバに接続し、各サーバの暗号鍵を生成しかつ安全に保管する機能を持っている。また、暗号鍵の外部流出を防止するためのネットワーク侵入防止機能や物理的な破壊による鍵データの消去機能を備えたタンパー検知機能も装備されている。価格は1台210万円からで、今年度の販売目標台数は100台。http://www.seiko-instruments.co.jp/hppack/news/n01_news_detail2001_dgn.cfm?id=1113